050-1725-1905 電話相談料:初回無料 面談相談料:初回無料、2回目以降は1時間5000円
お気軽にお問合せください。
営業時間
平日9:30~17:30

不倫相手の子どもを妊娠した妻と離婚する場合

  1. 弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所) >
  2. 離婚問題に関する記事一覧 >
  3. 不倫相手の子どもを妊娠した妻と離婚する場合

不倫相手の子どもを妊娠した妻と離婚する場合

■妻が不倫をしている
妻が不倫をしていると分かったとき、どのような対応をするでしょうか。それ以前に、悲しみや怒り、驚きといった精神的なダメージが非常に大きいと思います。しかし、感情に任せて相手に暴言を吐いたり暴力を振るったりしても、不倫の事実に変わりはありませんし、状況は良くなりません。そこで、妻が不倫していた場合に冷静に対応できるよう、その方法についてここでは解説していきます。

●妻が不倫相手との子どもを妊娠した場合の対応方法
妻が不倫していただけでなく、不倫相手との子どもまで妊娠していた場合、動揺はさらに大きくなるでしょう。しかし、不倫に加えて妊娠も、となれば冷静な話し合いによって決めなくてはならないことも増えます。そのため、対応方法についていくつか紹介していきます。

まず、大まかに言えば、不倫していた妻と離婚するという手段、または、妻や浮気相手の男性に慰謝料を請求するという手段が考えられます。ここでは、慰謝料請求をする場合について簡単に説明します。慰謝料請求ができるのは、妻が既婚者であるということを知ったうえで、不倫相手が不倫を継続していた場合です。完全に既婚者であることを認識していなくとも、気づかなかったことに過失がある場合には、慰謝料を請求することができます。しかし、不倫に至った時に夫婦関係が破綻していたという事情があると、慰謝料請求ができなくなりますので注意してください。

●不倫相手との子どもを妊娠した妻と離婚する
ここでは、不倫相手との子どもを妊娠した妻と離婚する場合について説明していきます。まず、離婚にあたっては、双方で取り決めておかなくてはいけないことがあります。例えば、夫婦間に子どもがいる場合には親権について話し合う必要があります。また、仮に親権を獲得できた場合には、妻に養育費の支払いを求めることができるのかということも問題となります。親権において難しい点というのは、夫側に親権が認められるケースが少ないという点です。裁判所が親権者に選ぶのは、親権者にふさわしいと認めた方であり、子どもの健やかな成長にとって良いと思われる側です。また、妻に、親権を譲ってもらうよう説得し、納得させることができれば親権を獲得しやすくなるでしょう。

親権を獲得できたとして、養育費の支払いを妻側に請求できるのか、という問題については、妻と支払額について合意できればその額で決定されます。しかし、現実的には養育費の請求は難しいといえるでしょう。特に、妻の収入が少ない場合には、得られたとしてもわずかな額になる可能性が高いです。もっとも、妻が不倫相手と再婚して経済的な余裕が生まれれば、養育費の増額を望めるかもしれません。

さらに、不倫相手との子どもについても対応が必要な点を忘れてはいけません。具体的には、嫡出推定の問題があります。法的な手続きを何もしなければ、婚姻中や今後300日以内に生まれてきた子どもは、不倫相手と妻との子であっても自分の子とされ、戸籍に入ってしまいます。そのため、これを避ける場合には、家庭裁判所に申立てをする必要があります。これを嫡出否認調停といいます。

●不倫・離婚問題に関するご相談は弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)まで
弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所) は、東京・埼玉・神奈川など多くの方のご相談を承っております。ご相談者様が新たな一歩を踏み出せますよう、豊富な知識と確かな経験でお悩みの解決に尽力いたします。初回相談は無料でお受けいたしておりますので、お困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。

弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)が提供する基礎知識

  • 共働きでも経済的DVの主張ができるケースとは

    共働きでも経済的DVの...

    今回の記事では「経済的DVとは何か」や「共働きでも経済的DVの主張ができるケース」についてご紹介しま...

  • 離婚時に父親が子供の親権を取るためには

    離婚時に父親が子供の親...

    離婚時には、お金のことだけでなく、子どもについても争うことになります。 特に、親権をどちらかが持つのか...

  • 審判離婚

    審判離婚

    審判離婚とは、調停離婚が不成立となった場合に、裁判所が職権で離婚を命じる審判により、離婚することを言い...

  • 離婚裁判の費用は誰が払う?払えない場合にするべきこととは

    離婚裁判の費用は誰が払...

    離婚をする方法には、協議離婚のほか、調停離婚や裁判離婚があります。 裁判による離婚を考える場合、...

  • 養育費を請求するには認知は必須?

    養育費を請求するには認...

    婚姻外で生まれた子どもがいるが、自身の収入だけでは養っていくことが難しいため、父親である男性に対して...

  • 夫が避妊をしてくれない(多産DV)

    夫が避妊をしてくれない...

    DVと聞くと、殴る蹴るの身体的暴力を想像する人が多いと思います。しかし、実際はそれだけではありません。...

  • 認知を拒否された場合にするべきこととは

    認知を拒否された場合に...

    交際相手との間で子どもができたときに、相手が必ずしも認知をしてくれるとは限りません。 お腹に子どもを宿...

  • 養育費に関する取り決めを公正証書にするメリット

    養育費に関する取り決め...

    離婚時に、子どもの生活の安定を図るために、養育費の取り決めをすることが非常に重要です。 しかし、協議離...

  • モラルハラスメント(モラハラ)が原因で離婚するには

    モラルハラスメント(モ...

    モラルハラスメント、通称「モラハラ」とは、加害者が被害者に対し、言葉や態度などによって精神的な暴力をふ...

よく検索されるキーワード

ページトップへ