03-5719-3735 電話相談料:初回無料 面談相談料:初回無料、2回目以降は1時間5000円
お気軽にお問合せください。
営業時間
平日9:30~17:30

経済的DVを理由に離婚するには

  1. 弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所) >
  2. DVに関する記事一覧 >
  3. 経済的DVを理由に離婚するには

経済的DVを理由に離婚するには

■DVとは
DVとは、ドメスティックバイオレンスの略称で、日本語にすると「家庭内暴力」のように訳されます。DVと聞くと、殴る・蹴るといった物理的に苦痛を与える暴力を想像される方が多いと思います。しかし、DVはそのような肉体的暴力に限られません。例えば、「経済的DV」と呼ばれるDVが存在します。ここでは、あまり広くは知られていない経済的DVについて、分かりやすく解説していきます。

●経済的DVとは
経済的DVとは、パートナーから金銭面や経済面において不自由させるというDVの一種です。経済的DVをされると、金銭的な事由を奪われ、パートナーに完全に支配されてしまいます。一方的に相手の支配下におかれてしまうことで、相手に依存せざるを得なくなります。しかし、経済的DVにおいて多くの場合、被害者が経済的DVを受けていることに気づかないことが多いのが現状です。以下のような行為をパートナーから受けている場合には、経済的DVにあたると考えられますので、ぜひ参考にしてみてください。
・収入が十分にあるのに、生活費に不十分な額しか渡してもらえない
・パートナーだけが浪費している
・勝手に自分の預貯金を使われている
・知らないうちに借金を負わされている

●経済的DVを理由に離婚することはできるか
先ほど紹介したような行為を受けている方、それによって不自由な思いをされている方は、経済的DVの被害を受けていると考えるべきです。なかには、経済的DVによって苦痛を受け、配偶者と離婚したいと考える方もいらっしゃるでしょう。では、経済的DVを理由に離婚することは可能なのでしょうか。

答えは、もちろん離婚をすることはできます。しかし、相手が離婚を拒み、裁判になった場合には、確実に離婚できるかは分かりません。裁判で離婚を成立させるためには、経済的DVがあったことを証明できるような証拠を準備しておき、それを提出することで経済的DVの存在を立証していきます。

●離婚に向けた一連の流れ
経済的DVを理由に離婚する場合、どのような手続きをすればいいのでしょうか。
離婚の方法としては、話し合いによる協議離婚、離婚調停による調停離婚、裁判による裁判離婚が考えられます。基本的には、話し合いによりお互いが納得できれば、協議離婚が成立します。しかし、話し合いで決着がつかない場合には、調停離婚や裁判離婚での離婚を目指すことになるでしょう。

●DV問題に関するご相談は弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)まで
弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所) は、東京・埼玉・神奈川など多くの方のご相談を承っております。ご相談者様が新たな一歩を踏み出せますよう、豊富な知識と確かな経験でお悩みの解決に尽力いたします。初回相談は無料でお受けいたしておりますので、お困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。

弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)が提供する基礎知識

  • 親権と監護権

    親権と監護権

    ■親権 「親権」は、「身上監護権」と「財産管理権」の二つの権利のことをいいます。 「身上監護権」とは、...

  • 離婚時に住宅ローンが残っている家を財産分与する方法とは

    離婚時に住宅ローンが残...

    離婚時の住宅ローンについて、多くの方が不安や戸惑いを感じています。 財産分与の範囲に含まれるのか...

  • 未婚のシングルマザーが養育費を請求できるケースや相場について

    未婚のシングルマザーが...

    そもそも養育費とは、子どもが経済的・社会的に自立するまでに必要な、子どもの監護や教育のための必要費用...

  • 養育費の一括請求|流れ、メリット・デメリットなど詳しく解説

    養育費の一括請求|流れ...

    男女問題に関するご相談の中で、離婚後の養育費に関するものを頂くことがあります。 離婚後に相手方が...

  • 認知に関する相談を弁護士に依頼するメリット

    認知に関する相談を弁護...

    認知(任意認知)は基本的には、認知する親(相手)の意思に基づいて行われますが、どうしても相手が認知に応...

  • 養育費の範囲

    養育費の範囲

    養育費とは、具体的に何を指すのでしょうか。そして、どこからどこまでが養育費の範囲として支払われる対象な...

  • DV問題に関する相談は弁護士に依頼するメリット

    DV問題に関する相談は...

    DV被害を受けている方の中には、被害の内容などから、なかなか他人には相談できないという方が多くいらっし...

  • 養育費が減額される場合

    養育費が減額される場合

    養育費が、子どもの育児をするための費用として実態が合わなくなってきた場合、養育費の減額請求が出来る場合...

  • 【年収300万円の場合】養育費の相場を子供の人数別に紹介

    【年収300万円の場合...

    離婚を考えたときに、子どもへの養育費がいくらになるのかを気にする方は多いのではないでしょうか。 離婚し...

よく検索されるキーワード

ページトップへ