03-5719-3735 電話相談料:初回無料 面談相談料:初回無料、2回目以降は1時間5000円
お気軽にお問合せください。
営業時間
平日9:30~17:30

認知したら戸籍にはどう記載されるのか

  1. 弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所) >
  2. 認知に関する記事一覧 >
  3. 認知したら戸籍にはどう記載されるのか

認知したら戸籍にはどう記載されるのか

婚姻していない女性が産んだ子の父が誰であるのかについては、母親は自分で子を分娩・出産しているのに対して、父親はそのような負担を伴わないので、考えてみれば難しい問題です。

法律上、父(母)が自分の子として認めることを「認知」といいます。認知をするためには婚姻をする必要はありません。というのは、認知とは親子関係を結ぶことであり、婚姻とは独立した制度であるからです。

認知は市町村への戸籍の届出によってなされます(民法781条1項、戸籍法60条・61条)。これにより認知された子と父(母)の間に親子関係が生じます。また、戸籍上にも認知が反映されることになります。まず、父の戸籍には父が認知した日付、認知した子の氏名、認知した子の戸籍が記載されることになります。また、子の戸籍には認知された日、認知した者の氏名、認知した者の戸籍が記載されることになります。

いったん認知がなされると、原則は取り消すことはできません(民法785条)。ただし、実際には父子の関係が無かったことが判明する場合もあります。このときは、認知の無効及び取消しの訴え(人事訴訟法2条2号参照)をすることができます。これにより戸籍の訂正がなされます。

家族関係に関するご相談は目黒総合法律事務所までお問い合わせください。

弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)が提供する基礎知識

  • 子供の養育費

    子供の養育費

    離婚後における子どもの監護費用は、父母の間で分担します。子どもと別居するために監護者にならない親側が、...

  • モラハラする相手と離婚するには

    モラハラする相手と離婚...

    ■モラハラとは モラハラとは、モラルハラスメントの略称であり、精神的な嫌がらせを意味します。「モラル」...

  • 再婚したら養育費は免除できるか

    再婚したら養育費は免除...

    協議離婚にせよ裁判離婚にせよ、離婚をする際には子の親権者・養育費・面会交流の定めなどを決める必要があり...

  • 認知調停とは?手続きの流れや不成立になった場合の対処法など

    認知調停とは?手続きの...

    みなさんは、「認知調停」という言葉をご存知でしょうか。 認知調停は親子関係の存在・不存在について...

  • 養育費に関して弁護士に依頼するメリット

    養育費に関して弁護士に...

    養育費に関して弁護士に依頼すると、大きなメリットがあると言えます。 ■養育費の額を有利に決定するにあ...

  • 養育費の履行勧告とは?メリットや手続き方法を解説

    養育費の履行勧告とは?...

    養育費の支払いが滞ることで生活に困っている人は多いのではないでしょうか。 家庭裁判所には養育費の...

  • 認知を拒否された場合にするべきこととは

    認知を拒否された場合に...

    交際相手との間で子どもができたときに、相手が必ずしも認知をしてくれるとは限りません。 お腹に子どもを宿...

  • 養育費に関する取り決めを公正証書にするメリット

    養育費に関する取り決め...

    離婚時に、子どもの生活の安定を図るために、養育費の取り決めをすることが非常に重要です。 しかし、協議離...

  • 離婚後に養育費が支払われなくなった場合

    離婚後に養育費が支払わ...

    離婚後に養育費が払われなくなった場合、養育費の支払いを求める法的手段を用いることを検討します。 ■養...

よく検索されるキーワード

ページトップへ