調停離婚とは、家庭裁判所での離婚調停を経て夫婦で合意し、離婚を成立させる方法です。
■離婚調停の流れ
離婚調停は、家庭裁判所への申立てによって開始します。申立てを行うには、申立書3通、夫婦の戸籍全部証明書が必要になります。年金分割割合についての申立てをする場合には、年金分割のための情報通知書が必要です。
申立てが受理されると、夫婦双方に通知書が届き、1回目の調停が行われます。都合が悪い場合は「期日変更申請書」を提出して期日を変更してもらうこともできます。
調停では、申立人と相手方が、調停委員の質問に交互に答えます。このやり取りは調停室で行われ、離婚を考えるに至る経緯や夫婦の状況を質問されます。片方が質問に答えている間、もう一方は控室で待機します。
調停委員は、この期日を繰り返して状況を把握し、夫婦の合意を目指します。
■調停成立の場合
何度か期日を経て、合意に至ることができれば、調停証書が作成され、調停離婚が成立します。成立から10日以内に離婚届を提出すれば、離婚が成立します。
■調停不成立の場合
調停が不成立のときは、審判か裁判による離婚を考えることになります。今後の方針をよく考え、準備を進めましょう。
弁護士 押見和彦は、東京都目黒区にて法律相談を承っております。養育費の相場がわからない、慰謝料を請求したい、住宅ローンが残っており財産分与に困っているなど、離婚に関わる法律問題でお悩みの方はお気軽にご相談ください。初回相談無料にてお悩みにお答えします。
調停離婚
弁護士 押見和彦(目黒総合法律事務所)が提供する基礎知識
-

強制認知にかかる費用や...
●強制認知にかかる費用やメリット・デメリット ■強制認知とは 子供の父親が任意に認知をしない場合に、子...
-

子供の養育費
離婚後における子どもの監護費用は、父母の間で分担します。子どもと別居するために監護者にならない親側が、...
-

DVとは
「DV」とは、「Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス)」という英語の略であ...
-

養育費はいつまでもらえ...
養育費はいつまでもらえるのか、確認してみましょう。 ■養育費の性質 養育費は、民法766条に定める...
-

【目黒区の弁護士が解説...
これまで日本では、離婚後の親権は父母のどちらか一方にしか認められない「単独親権」が原則でした。 ...
-

養育費の一括請求|流れ...
男女問題に関するご相談の中で、離婚後の養育費に関するものを頂くことがあります。 離婚後に相手方が...
-

共働きでも経済的DVの...
今回の記事では「経済的DVとは何か」や「共働きでも経済的DVの主張ができるケース」についてご紹介しま...
-

離婚と子供
離婚する際に子どもがいる場合、取り決めなければならないことが多いです。例えば、親権と監護権・養育費・氏...
-

親権と監護権
■親権 「親権」は、「身上監護権」と「財産管理権」の二つの権利のことをいいます。 「身上監護権」とは、...